介護や老人ホームに関する豆知識

安心して老後を過ごすための選択肢 ― サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは―

2025年05月26日

「自立した生活を続けたい」「いざというときの安心もほしい」
そんな希望を持つ高齢者の方に、今注目されているのが サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) です。サ高住は、バリアフリー設計や安否確認・生活相談といったサービスが備わった、高齢者のための賃貸住宅です。
令和5年9月時点で、全国で約27万人の高齢者がサ高住で生活しており、今後ますます需要が高まると見込まれています。
政府も住まいの整備を重要課題と位置づけ、2025年までに60万戸の整備を目指す方針を打ち出しています。
このページでは、サ高住の特徴や入居条件、費用の目安などをわかりやすく解説し、老後の住まい選びに役立つ情報をまとめています。


サ高住とは? 基本のしくみ

サービス付き高齢者向け住宅とは

サービス付き高齢者向け住宅(通称:サ高住)は、高齢者が安心して生活できるよう配慮された賃貸住宅です。

以下のような特徴があります。

● 「施設」ではなく「住まい」として自由度の高い暮らしが可能
● バリアフリー設計(段差のない床、手すり、広い廊下など)
● 安否確認・生活相談の基本サービス
● 必要に応じて外部の介護サービスが利用可能

登録基準と居室の条件

サービス付き高齢者向け住宅として登録されるには、次のような基準を満たす必要があります。

居室面積は原則25㎡以上
 ※共用部分が充実している場合は18㎡以上でも可
トイレ・洗面台の設置が必須
台所・浴室・収納は共用設備でも可
バリアフリー構造であること
 (段差の解消、手すり設置、廊下の幅確保 など)

入居対象者について

以下サ高住に入居できるのは、以下の条件を満たす方です。

60歳以上の高齢者
要介護・要支援認定を受けた60歳未満の方(原則40歳以上)

施設によっては、配偶者や要介護の親族との同居も可能な場合があります。
基本的には自立した生活ができる方が対象ですが、要介護者向けの「介護型サ高住」もあり、幅広いニーズに対応しています。

提供されるサービス

すべてのサ高住で、以下の基本サービスが提供されます。

〇 安否確認サービス
〇 生活相談サービス

さらに施設によっては、次のような生活支援サービスが付加されている場合もあります。

〇 食事の提供
清掃・洗濯
買い物代行
通院や外出時の付き添い
  など

※介護サービスは外部の介護事業者と個別に契約して利用するのが一般的です。。

サ高住のタイプと特徴

一般型

自立した高齢者が対象
必要に応じて外部の介護サービスを利用

介護型(特定施設)

要介護者が対象
施設内で介護サービスを提供
介護付き有料老人ホームと同等のサービス内容

その他のタイプ

医療型:医療ケアが充実
ターミナル型:終末期を見据えた看取り体制を重視

月額費用の目安

サ高住の利用料金は、施設の種類や地域、提供サービスによって異なります。

タイプ月額利用料(目安)
一般型約11万~20万円程度
介護型約8.8万~19.1万円程度

※上記に加えて、食費や介護サービス利用料が別途発生する場合があります。

ティアの紹介サービスを活用するメリット

サ高住の数は多く、サービス内容や費用にも幅があります。
だからこそ、専門的なサポートを受けながら選ぶことが安心・納得の住まい探しにつながります。

ティアを活用するメリット

豊富な選択肢

希望条件に合ったサ高住をご紹介

専門スタッフのアドバイス

介護や高齢者住宅に精通したスタッフが対応

費用やサービスの比較がしやすい

パンフレットや一覧でスムーズに比較検討

入居までをトータルサポート

資料請求や見学予約、入居手続きもサポート

まとめ

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、安心・自立・自由を大切にした新しい高齢者の住まいの形です。
多様なニーズに応じた施設が増えており、今後さらに注目される住まいの選択肢といえるでしょう。
ご自身やご家族のこれからの暮らしを考えるタイミングで、ぜひティアの紹介サービスをご活用ください。
安心して過ごせる“自分らしい住まい”探しを、全力でお手伝いします。

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